平成25年国民健康・栄養調査報告によると、日本人におけるビタミンDの1日の摂取量は男性が平均8.1μg、女性が平均6.9μgであり国内の基準値5.5μgを満たしています。
しかし、摂取量に個人差があり非常に多く摂っている人がいる一方、少ない人も多く、特に20~40歳代において摂取量が非常に少ない方が多いことが分っています。
東京慈恵会医科大学の浦島充佳教授によると「日本人のおよそ50%以上がビタミンD不足の状態です。男女別では、男性の約1/3、女性の約1/2が不足。しかも、年齢を問わず、血中のビタミンD濃度は年々低下しているとのデータもあります。」とのこと。
また、高齢者の8割の方がビタミンD不足との報告もあります。高齢者のビタミンD不足は、皮膚におけるビタミンD産生能力が低下することに加え、屋外での活動量減少により日光照射を受ける機会が減少することが原因であると考えられています。