腸内環境は、善玉菌と悪玉菌の比率で決まります。腸内環境が良い状態とは善玉菌の比率が高い状態で、悪い状態とは悪玉菌の比率が高い状態です。理想的な比率は善玉菌と悪玉菌の比率が7:3と言われています。
なお、日和見菌は善玉菌が多い(腸内環境が良い)と良いように作用し、悪玉菌が多い(腸内環境が悪い)と悪いように作用すると考えられています。
腸内環境と健康その2
腸内環境と腸の健康の関係
腸内における善玉菌の働き
善玉菌は、有益な物質の産生により、私たちの健康に良い様々な働きを行います。
腸内における悪玉菌がもたらす影響
悪玉菌は、有害な物質の産生により、私たちの健康に様々な悪影響を及ぼします。
同じように病原菌に汚染されたものを食べても、激しい食中毒が出る人、軽い下痢程度で済む人がいます。
腸内で善玉菌がにらみをきかせているかどうかによって症状が異なると考えられます。
腸内環境は善玉菌と悪玉菌の比率で決まる
善玉菌
- ビフィズス菌
- 乳酸桿菌
- 腸球菌 など
日和見菌
- バクテロイデス
- 大腸菌(非病原性)
- ユーバクテリウム など
悪玉菌
- ウェルシュ菌
- フラギリス菌
- クロストリジウム など
以上のように腸内環境を良くして腸の健康を保つことが、体の健康を保つうえで非常に重要です。
次回の健康情報では、腸内環境が悪くなる原因や腸内環境のチェック方法、改善方法を詳しくご説明致します。
2014年11月28日