花粉症豆知識1

間違っていませんか 花粉症対策

花粉症と風邪の違い

風邪は通常一週間程度で治りますが、花粉症の場合は、原因となる花粉が飛散している間、症状が続きます。目が充血し、鼻水もさらさらと流れてしまいます。倦怠感などの全身症状を伴うことが多く、集中力が低下する原因にもなります。

花粉症

花粉症の発症時期には個人差があります

花粉症経験のない方も注意が必要です。花粉症は、生活環境、遺伝などの要因、花粉の吸引による一部の免疫(IgE抗体)の蓄積の程度によって、発症時期が異なります。年齢の若い時期に発症する場合、年齢を重ねてから発症する場合があります。去年まで花粉症を発症していない方も油断は禁物です。

花粉症が発症するまで

IgE抗体の蓄積スピード(水流量)、発症までの蓄積量(容器の大きさ)は、人によって異なります。

花粉症の主な原因

要因

花粉の吸引量
ストレス
過 労
不規則な生活
遺 伝

原因物質

花粉症の原因物質

免疫異常が原因物質を生む

花粉症は、IgE抗体の過剰な反応による免疫異常により起こります。過剰なIgE抗体が、過剰な化学伝達物質(ヒスタミン、ロイコトリエン)を生む原因になります。この化学伝達物質が、鼻水、涙目、鼻づまりなどの症状を引き起こします。IgE抗体を調節する免疫細胞の機能低下も大きな要因です。

食品と医薬品の利用

食品には、過剰な免疫を整え、花粉症の体質を改善したり、症状を和らげる素材があります。乳酸菌、フコイダン、冬虫夏草などの素材を花粉シーズンの前に予防としてご利用いただくことをお勧めいたします。

鼻炎薬は、ヒスタミンの働きを抑えたり、鼻の通りを良くする成分で鼻水、鼻づまりの症状を抑えます。症状が出始めたら、深刻になる前に鼻炎薬をご使用ください。症状がひどくなると、花粉症のシーズンが終わっても、鼻炎が治りにくくなります。

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花粉症Q&A

Q1
花粉は少ないと発症しないの?
A1
花粉は少なくても発症します。今年は花粉飛散量が少ないと思っていても、症状には現れます。
Q2
注射1本で花粉症が治る?
A2
一回の注射薬で治ることはありません。
Q3
鼻炎薬は眠くなる成分を含むの?
A3
鼻水を止める抗ヒスタミン薬は、眠気を催しやすい薬です。市販の薬で眠くなる方は、医療機関の薬をご相談ください。
Q4
花粉はマスクで防げるの?
A4
一般的なマスクでは、約1/3の花粉を防ぐことができると考えられています。すべての花粉を防ぐことはできませんので、症状に現れる場合があります。
Q5
服装も対策の一つ
A5
スベスベした服装を選んで、花粉を家に持ち込まないようにしましょう。

花粉飛散予測

花粉飛散予測は、日本気象協会のホームページをご覧ください。

リンク : JWA - 日本気象協会
健康ガイド 金盛 俊介
(薬理研究、登録販売者、健康管理士など)
2011年12月26日
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